レートは1日でどれだけ動くか|待つ意味はあるか
記事の更新日: 2026-10-17
最高レート JPY · バンコク: 0.2140 — Grand Superrich (Soi Ratchadamri 1, Pratunam) · 10月24日 19:45 → 詳細
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「明日まで待てば良くなるか」は、両替のたびに出てくる問いです。答えを出すには、レートが実際にどれだけ動くかを、店の間の差と並べて見る必要があります。サイトが2026年9月15日から記録している、全国の最良買取レートの日次の履歴を使います。この記事の数字は2026年10月17日時点で、直近30日のうち記録のある26日分です。

直近30日で円はどれだけ動いたか
円の最良買取は、2026年9月15日の0.214で始まり、9月24日に0.211の安値をつけ、10月17日は0.212です。1万円に直すと2,140バーツ、2,110バーツ、2,120バーツで、30日間の安値と高値の幅は1万円あたり30バーツ、率にして**1.42%**です。
この期間の高値は初日で、その後は下がって戻り切っていません。9月15日に10万円を替えた人は21,400バーツ、安値の24日に替えた人は21,100バーツで、300バーツの差です。10月17日に替えれば21,200バーツなので、安値から待った人は100バーツ取り戻した計算になります。逆の期間もあり、待てば必ず損をするわけでも得をするわけでもありません。
通貨別の30日レンジ
同じ26日分を主要通貨で並べます。数字はすべて、その日の全国最良買取レートです。
| 通貨 | 安値(日付) | 高値(日付) | 幅 | 9/15 → 10/17 |
|---|---|---|---|---|
| 円 | 0.211(9/24) | 0.214(9/15) | 1.42% | 0.214 → 0.212 |
| 米ドル | 33.18(9/23) | 33.61(10/5) | 1.30% | 33.21 → 33.35 |
| ユーロ | 37.40(10/11) | 38.25(9/15) | 2.27% | 38.25 → 37.40 |
| ポンド | 44.10(9/24) | 44.70(9/15) | 1.36% | 44.70 → 44.35 |
| スイスフラン | 40.10(10/1) | 40.50(9/15) | 1.00% | 40.50 → 40.30 |
| 人民元 | 4.94(9/23) | 5.03(10/15) | 1.82% | 4.95 → 5.03 |
| 台湾ドル | 1.015(9/15) | 1.03(9/28) | 1.48% | 1.015 → 1.025 |
| ウォン | 0.0242(9/19) | 0.0253(10/8) | 4.55% | 0.0246 → 0.0251 |
| ルーブル | 0.35(9/15) | 0.37(9/23) | 5.71% | 0.35 → 0.35 |
円、米ドル、ポンド、スイスフランは幅が1〜1.5%に収まり、ユーロと人民元が2%前後、ウォンとルーブルが4〜6%です。円は主要通貨のなかでは動きが小さい側で、30日かけて1万円あたり30バーツしか幅がありません。
方向はばらばらです。円とユーロとポンドは下がり、米ドルと人民元とウォンは上がりました。同じ30日で、通貨によって逆に動いています。円の人がドルの人の話を聞いて「今は待つべき」と判断しても、根拠にはなりません。
店の差と比べる
両替で動かせるのは、いつ替えるかより、どこで替えるかです。
2026年10月16日、バンコクで最良の店と最も低い店の米ドル買取の差は0.30バーツでした。最良の33.35に対して0.9%です。円では、同じ日のバンコクの駅・モール店の円買取が0.2105(ドンムアンの Happy Rich)から0.212(オンヌットの K79、プルンチット駅の Twelve Victory)の間にあり、1万円あたり15バーツ、0.7%の差でした。
これを30日の幅と並べると、順序がはっきりします。
- ATM を少額で使うか両替所か: 1回220バーツの定額で、5,000バーツなら4.4%
- 30日の間のどこで替えるか: 円で1.42%、1万円あたり30バーツ
- 市内の上位店か下位店か: 円で0.7%、1万円あたり15バーツ
30日の幅は店の差より大きいです。ただし、2番目は「安値がどこか」が事後に分かる話で、事前に当てる方法はありません。3番目は当日の比較ページを見れば確実に取れます。30バーツの幅のどこで替えるかは運で、15バーツの差は選択です。
最良の店は仲値で買っている
もうひとつ、履歴から分かることがあります。2026年10月17日の円の仲値は0.2121で、全国の最良買取は0.212でした。差はほぼゼロです。米ドルは仲値33.53に対して最良33.35で0.5%下、ユーロは仲値37.60に対して37.40で0.5%下でした。
つまり円については、タイの上位店は仲値とほとんど同じレートで買っています。「仲値より良いレート」を探す余地はなく、探すべきは仲値に近い店です。仲値の意味は仲値とは何かにあります。
1日待つ意味がある場合
- 大きく動いた直後。30日の安値(9月24日)は初日の高値から9日で1.4%下がった先にありました。円が急落した翌日なら、戻りを待つ理由はあります。ただし戻る保証はなく、この期間も10月17日時点で高値には戻っていません。
- まとまった額を替える人。50万円なら30日の幅は1,500バーツです。時間に余裕があるなら、2日に分けて替える方法もあります。平均に近づくだけで、得をする方法ではありません。
- 今いる場所の店が明らかに不利な場合。これは為替を待つのではなく、店を変える話です。翌日に市内の上位店に行けるなら、そちらの方が確実です。
待たなくていい場合
- 替える額が5万円以下の人。30日の幅でも150バーツです。1日分はその一部で、待つ時間の方が高くつきます。
- 今日中に現金が要る人。現金が足りずに ATM を使えば220バーツで、1万円分の30日の幅を7回分上回ります。
- すでに市内の上位店の前にいる人。店の選択が済んでいるなら、そこで替えて終わりです。
- 旅程の途中で毎日レートを見てしまう人。滞在分を一度に替えて、あとは見ないのがいちばん疲れません。
履歴の見方
サイトはレートを数分おきに各チェーンの公開値から更新し、日ごとの履歴を2026年9月15日から残しています。バンコクの円レート一覧で当日の最良と仲値を見て、履歴のグラフで直近の動きを確認できます。板の読み方はレート板の読み方、店の選び方はバンコクの両替ガイドにまとめています。