両替所のレート表の読み方|「100-50」や(L)は何を意味するのか
記事の更新日: 2026-09-16
最高レート JPY · バンコク: 0.2115 — Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 9月20日 08:58 → 詳細
タイの両替所の店頭には、通貨ごとに数字が並んだ表が出ている。ここを正しく読めないと、良い店に来たのに悪い列を見て判断してしまう。記号の意味を一度整理しておきたい。

まず列を確認する
表は基本的に2列である。
- BUYING(買取):店があなたの外貨を買い取るレート。日本円をバーツに替えるときに見る列。
- SELLING(販売):店が外貨を売るレート。バーツで円を買い戻すときに見る列。
観光客が最初に見るべきはBUYINGだ。SELLINGの数字のほうが「大きく見える」ことがあるが、それは帰国前にバーツを戻すときの数字であって、行きの両替には関係しない。
日本円は「100円あたり」で表示される
円の行に出ている数字は、100円がいくらのバーツになるかである。1円あたりではない。米ドルやユーロが1通貨単位あたりで表示されるのに対し、円とウォンは単位が小さいため100単位でまとめるのが慣例になっている。1万円なら、表示された数字を100倍したものが受け取り額の目安になる。
額面によって行が分かれている
同じ通貨でも、紙幣の額面ごとに別の行が用意されていることが多い。米ドルなら「100-50」「20-10」「5-1」のように区切られ、大きい札ほど良いレートが付く。日本円も同様に、1万円札と、五千円・千円札で行が分かれている店がある。
なぜ差が付くかというと、店にとっての扱いコストが違うからだ。小額紙幣は枚数がかさみ、数える手間も輸送コストも増える。だから日本で現金を用意するなら、1万円札でそろえるのが基本になる。
(L)、(S)、TTなどの記号
- (L) / LARGE:高額紙幣。ドルの100ドル札など、良いレートが付く区分。
- (S) / SMALL:小額紙幣。レートは下がる。
- TT / T.T.:Telegraphic Transfer、つまり電信送金のレート。現金両替とは別物で、店頭で現金を替える客には適用されない。
手数料の有無を確認する
タイの街なかの専門両替所は、レートに利益を含めるかわりに別途手数料を取らない店が大半である。逆に言えば、表示のほかに手数料を案内された場合は、その分だけ実質のレートが下がる。空港やホテルのカウンターでは条件が異なることがあるので、表示だけで判断せず、受け取り額を先に確認するのが確実だ。
状態の悪い紙幣は減額される
表に書かれていない条件として、紙幣の状態がある。折れ、破れ、テープ補修、書き込みのある紙幣は、レートを下げられるか受け取りを断られることがある。日本を出る前に、きれいな1万円札を選んでおきたい。
掲示より優先されるものはない
店頭の表示はその時点のもので、1日に何度も更新される。THXは各社が公表する数値を数分ごとに取得して並べているが、最終的に適用されるのは店頭の表示と手渡される明細である。カウンターで金額を告げられたら、受け取る前に計算が合っているか確認したい。
実際に比べてみる
同じ通貨でも店によって表示が違うのが両替の本質である。まずはバンコクの円レート一覧や店舗一覧で、各店がどんな数字を出しているか並べて見てみてほしい。読み方がわかれば、店頭で迷う時間はほとんどなくなる。