ATMを使わずにタイで現金を得る|銀行窓口でのキャッシング
記事の更新日: 2026-09-17
最高レート JPY · バンコク: 0.2115 — Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 9月20日 08:58 → 詳細
タイのATMは、海外発行のカードで引き出すと1回220バーツの固定手数料を取ります。これはタイ側の取り分で、自分のカード会社の手数料や利息とは別です。定額なので、引き出す額が小さいほど負担率が跳ね上がります。

| 引き出し額 | 220バーツの比率 |
|---|---|
| 5,000バーツ | 4.4% |
| 10,000バーツ | 2.2% |
| 20,000バーツ | 1.1% |
| 30,000バーツ | 0.7% |
この表を見て「ではATM以外は」と考えた人向けのページです。
銀行の窓口でカードから引き出す
タイの銀行の支店では、カウンターでクレジットカードから現金を引き出す取引を扱っていることがあります。英語では cash advance over the counter などと呼ばれる形で、ATMの機械を通さずに行員が処理します。
なぜ意味があるかというと、ATM運営者の220バーツが発生しないからです。ただし窓口側の手数料が別途かかる場合があり、無料になるわけではありません。手数料の有無と額は銀行と支店で異なり、改定もあるので、窓口で先に聞いてください。金額を聞かずに手続きを始めると比較できません。
持っていくもの
- パスポートの原本。コピーや写真では原則受け付けられません。
- カード本体。名義がパスポートと一致している必要があります。
- 暗証番号。求められないこともありますが、聞かれて答えられないと止まります。
家族名義のカードは使えません。ここはATMより厳格です。
向いている場面
1回で大きく引き出したいとき。ATMには1回あたりの引き出し上限があり、多くの機械で20,000〜30,000バーツ程度です。それを超える現金が要る場合、ATMだと複数回になり220バーツが回数分かかります。窓口ならまとめて処理できることがあります。
ATMの上限に何度も阻まれているとき。長期滞在で家賃をまとめて払う、といった場面です。
機械にカードを飲まれるのが怖いとき。窓口なら人が処理します。
向かない場面
少額。数千バーツのために窓口に並ぶ意味はありません。
急いでいるとき。タイの銀行は番号札制で、混む時間帯は普通に30分以上かかります。営業時間も平日の日中が基本で、モール内の支店は土日も開いていることがある一方、閉店が早いこともあります。
支店によってはそもそも扱わない。外国人のカード取引を扱わない支店、扱いに慣れていない支店があります。断られても腹を立てず、別の支店に行くほうが早いこともあります。
銀行が開いている時間を先に調べる
タイの銀行の支店営業は平日の日中が基本ですが、ショッピングモール内の支店は土日も含めて夕方まで開いていることがあります。窓口取引を当てにするなら、行く前にその支店の営業時間を確認してください。祝日も日本とは別の日程です。仏教の重要な日は銀行が閉まるだけでなく、酒類の販売も止まります。
クレジットカードのキャッシングという中身
見落としやすいのは、この取引がカード会社側ではキャッシング(借入)として扱われる点です。つまり引き出した日から利息がつき、その利息はショッピング利用とは別の料率です。帰国後に繰上返済できるかどうかで総額が変わります。
デビットカードなら自分の預金からの引き出しなので利息はつきませんが、カード会社の海外利用手数料は乗ります。ここは自分のカードの規約を出発前に確認してください。1.6〜2.2%前後の海外事務手数料が一般的です。
そもそも現金両替のほうが安い
冷静に比べると、日本から現金を持ち込んで良い両替所で替えるのが、まとまった額では最も安いのが普通です。良い店なら市場レートから1〜3%に収まります。ATMも窓口引き出しも、その上に固定費と利息が乗る仕組みなので、勝つのは難しい。
窓口引き出しが意味を持つのは、現金が足りなくなった、想定外の支払いが出た、といった計画外の場面です。最初からこれを前提に旅程を組むのは損です。手段ごとのコスト比較は現金・Wise・ATMの比較にまとめています。
手数料を丸ごと避ける順番
- 日本から現金を持ち込み、市内の店で替える。これが基本です。相場はバンコクの円レート一覧で当日の並びが見られます。
- 足りなくなったらカード決済に寄せる。現金が要らない支払いを現金でしない。
- それでも現金が要るなら、ATMは1回で大きく。回数を減らすのが唯一の対策です。
- 上限を超える額が必要なときだけ窓口。
この方法が要らない人
1週間程度の観光で、日本から必要分の現金を持ってきた人には、この話は不要です。ATMを1回も使わずに帰る人は珍しくありません。
カード決済中心で動く人も同様です。屋台に行かず、モールとホテルで過ごすなら、現金は数千バーツで足ります。
クレジットカードのキャッシング枠を使いたくない人は、そもそもこの選択肢を検討しないほうが健全です。利息の計算を旅行中にやりたい人はいません。
最後に確認すること
窓口でもATMでも、画面や伝票で「日本円で決済しますか」と聞かれたら必ずバーツを選んでください。円を選ぶとDCCが適用され、3〜8%が上乗せされます。これはどの手段を選んでも共通して効く、一番簡単な節約です。