1か月以上の滞在はeSIMかタイのSIMか|料金と使い勝手の分かれ目
記事の更新日: 2026-09-21
最高レート JPY · バンコク: 0.2115 — Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 9月20日 08:58 → 詳細
1〜2週間の旅行なら、通信は「つながればいい」で済みます。1か月を超えると、1GBあたりの単価と、タイの電話番号があるかどうかが、日々の生活に効いてきます。

3つの選択肢と相場
- 旅行者向けタイSIM。タイの3大通信会社が出しているもので、約300〜600バーツで8〜15日間、データは大容量か「無制限」と表示されています。
- 通常の月額プリペイド。同じ通信会社の一般向けパッケージで、数十GBが約300〜600バーツ/月。旅行者向けより期間が長く、GBあたりは安くなります。
- 旅行用eSIM広告。出発前にオンラインで買い、5〜20GBで約10〜25米ドル。着陸した瞬間から使えますが、GBあたりの単価はタイの現地プランより高くなります。
eSIMの強みは「最初の数日」と「日本の番号」
eSIMの価値は、料金ではなく時間にあります。空港のカウンターに並ばず、自宅のWi-Fiで設定を終えて、着陸と同時に地図と配車アプリが動きます。
もう一つ、見落とされがちな利点があります。デュアルSIMの端末なら、日本の番号を生かしたままタイのデータを使えます。日本の銀行やカード会社のワンタイムパスワードはSMSで届くので、日本の番号が生きていることは、長期滞在では安全網になります。
タイSIMの強みは単価と電話番号
1か月以上なら、GBあたりの単価はタイの通常プランが圧倒的に安いです。都市部では5Gも広く使えます。
そして、タイの電話番号が必要になる場面が、長く居るほど増えます。フードデリバリー、配車アプリの本人確認、タイの銀行アプリ、宅配の受け取り。これらはタイの番号がないと登録できないか、途中で止まります。
知っておくべき制約
- パスポート登録。タイのSIMは購入時にパスポートでの登録が必須です。コピーではなく原本を持って行ってください。
- テザリング。旅行者向けプランでは、テザリングやホットスポットが制限されていることがあります。パソコンで仕事をするなら、購入前に確認が必要です。
- 「無制限」の意味。一定量を超えると速度が落ちる条件付きのことがあります。表示だけで判断しないでください。
出発前に端末を確認する
どちらを選ぶにしても、端末の条件が先です。
- SIMロックが解除されているか。日本で買った端末は、解除しないとタイのSIMもeSIMも使えません。
- eSIMに対応しているか。数年前の機種や一部の廉価機種では使えません。
- デュアルSIMの動作。日本の物理SIMを残したまま、データ通信だけをタイ側に切り替える設定を、出発前に一度試しておくと安心です。
店舗で契約するときの流れ
タイの通信会社の店舗はショッピングモールの中に多く、英語で通じます。パスポートを見せ、希望する期間とデータ量を伝えると、その場で登録と設定まで終わります。時間は15分ほどです。プランの更新は、以後はアプリかコンビニから自分でできます。
長期滞在の標準的な組み合わせ
多くの長期滞在者が落ち着く形はこうです。
- 出発前にeSIMを買っておく。到着から数日間の移動と、SIM売り場を探す時間をこれで賄います。
- 落ち着いてからタイの通常プランに入る。街中の通信会社の店舗で、パスポートを見せて契約します。以後の主回線はこちらです。
- eSIMは消さずに残す。タイのプランの残量が切れた夜や、地方で電波の相性が悪いときの予備になります。
費用の考え方
1か月の滞在で、eSIMだけで通すと、追加購入を重ねてタイのプランの数倍になることがあります。逆に、タイのSIMだけにすると、到着日の空港でカウンターの列に並び、通信がない状態でホテルに向かうことになります。
eSIMで着陸し、現地プランに乗り換える。この2段構えが、料金と安心の両方で無理のない答えです。滞在中の両替の当日の並びはバンコクのページで確認できます。