タイに1ヶ月滞在する費用|ロングステイ予算の組み立て方

記事の更新日: 2026-09-17

最高レート JPY · バンコク: 0.2115Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 9月20日 08:58 → 詳細

1ヶ月の滞在費は「いくらですか」と聞かれても一つの数字では答えられません。同じバンコクでも、住む場所と暮らし方で倍以上変わるからです。ここでは金額を当てるのではなく、どの費目が何で決まるかを並べます。自分の条件を当てはめれば、自分の数字が出ます。

Photo: Chao Phraya River View by Kumaravel · CC BY 2.0

家賃が全体の半分を決める

1ヶ月の予算で最大の項目は住居です。そして幅が最も広い項目でもあります。

ホテルに1ヶ月泊まるのが一番高く、一番楽です。月極の割引を出すホテルもあるので、1泊料金×30で計算せず、直接聞いてください。

サービスアパートメントは中間で、掃除と寝具交換が付き、光熱費が込みのことが多い。短期の滞在者が現実的に選べる形です。

コンドミニアムの月極賃貸が最も安くなりますが、デポジットと契約、そして光熱費が別建てになります。この仕組みは月極賃貸のデポジットと光熱費に分けて書きました。

立地の効き方は日本と同じです。BTSやMRTの駅に近いほど高く、駅から歩く距離が延びるほど下がります。ただしバンコクは徒歩の環境がよくないので、駅から遠い物件は交通費と時間で取り返されることがあります。

stay food transport tickets rest one week, roughly the exchange spread is none of these — it is 1–3% of the whole
一週間のバーツは、実際にこう消える。

食費は選択で決まる

タイの食費は、どこで食べるかの比率でそのまま決まります。

自炊は、市場で買えば安いものの、コンドの簡易キッチンでは限界があります。長期滞在者の多くが屋台と食堂を基本にして、週に何度か外で食べる形に落ち着きます。

酒は割高です。タイは酒類の税が高く、輸入ワインやウイスキーは日本より高いことが多い。ここを削れるかどうかで月の総額が大きく動きます。

移動費は住む場所の関数

駅近に住んで徒歩とBTSで済むなら月の交通費は小さく収まります。逆に郊外ならタクシーとバイクタクシーの回数が増え、ここが積み上がります。

バンコク以外なら状況が変わります。チェンマイやパタヤはバイクのレンタルが現実的な選択肢になりますが、保険の免責条項を先に読んでください。多くの海外旅行保険は、その車種に有効な免許を持ちヘルメットを着用していなければ事故の治療費を払いません。

通信・保険・ビザ関連

通信は現地SIMの月額プランが安く、旅行者向けeSIMの短期プランを毎月買い直すより有利です。比較はeSIM・空港SIM・ローミングにあります。

**旅行医療保険広告**は長期滞在で最も軽視されやすく、最も高くつく項目です。タイの私立病院は水準が高く、請求もそれに見合います。入院すれば桁が変わり、日本までの医療搬送になれば旅行予算の話ではなくなります。クレジットカードの付帯保険に頼る場合は、治療費用の限度額と、利用付帯か自動付帯かの2点を必ず確認してください。カード付帯は限度額が低めに設定されていることが多く、長期には足りません。

ビザ関連は滞在形態次第です。延長や再入国の手数料、必要書類の準備にかかる費用が出ます。制度は変わるので、現時点の条件は必ず公式の案内で確認してください。

都市によって前提が変わる

同じ1ヶ月でも、バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケットでは費用の構造が違います。バンコクは家賃が高い代わりに公共交通が使え、食事の選択肢が最も広い。チェンマイは家賃が下がり、徒歩とバイクで完結しやすい。プーケットとサムイは観光地価格が生活費にそのまま乗り、島では物価が本土より上がります。島の事情はサムイ・パンガン・タオの両替にも書きましたが、現金の調達自体が不利になる点は生活でも同じです。

見落とされる費目

円をどう持ち込むか

長期滞在者が毎月直面するのが、円をいつバーツに換えるかです。相場を当てにいくと、足りなくなった時期に最悪のレートで替えることになりがちです。支払いのサイクルに合わせて定期的に替えるほうが、平均としては安定します。この考え方は長期滞在者の両替戦略に詳しく書きました。

日本のカードで払う分には海外事務手数料が1.6〜2.2%前後乗ります。現金両替が良い店で1〜3%に収まることを考えると、生活費の大半を日本のカードで払うのは長期では割高です。

この予算組みが要らない人

2週間以内の旅行なら、この費目分解は過剰です。タイ旅行1週間の費用のほうが実態に合います。

会社の駐在で住居と保険が手当てされている人も、自分で組む部分は食費と娯楽だけなので、ここまで細かく見る必要はありません。

「安く住める」という数字を探している人にも、このページは向きません。最安の数字は実在しますが、その暮らしが自分に合うかは別の問題で、金額だけ見て動くと1ヶ月で破綻します。

1ヶ月目にやること

家賃の契約条件を書面で確認する、光熱費の請求の来方を聞く、保険の限度額と免責を読む、そして両替の日と金額を決めて習慣にする。この4つが済めば、2ヶ月目からの支出はかなり読めるようになります。

→ バンコクのレート

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