タイの月極賃貸|デポジット・光熱費・支払い方法の仕組み
記事の更新日: 2026-09-17
最高レート JPY · バンコク: 0.2115 — Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 9月20日 08:58 → 詳細
タイでコンドミニアムを月単位で借りると、ホテルよりはるかに安くなります。その代わり、契約と支払いの仕組みを自分で把握する必要があります。ここでは金額ではなく構造を説明します。家賃もデポジットも物件と大家次第で、相場を書いても意味がありません。契約前に必ず書面で確認してください。

契約期間で条件が変わる
タイの賃貸は、1年契約を標準として組まれていることが多く、それより短い契約は条件が悪くなります。3ヶ月や6ヶ月でも借りられますが、月額が上がるか、デポジットの扱いが変わります。
1ヶ月だけ、という需要にはサービスアパートメント広告やコンドの短期貸しが対応します。こちらは家具・光熱費・清掃込みのことが多く、手間がない代わりに割高です。
滞在期間が読めるなら長い契約、読めないなら短期。途中解約の違約金は契約書に書いてあるので、そこを先に読んでください。
デポジットは何のためにあるか
契約時に、保証金(デポジット)と前家賃を入れるのが一般的な形です。デポジットは退去時の原状回復と未払いの精算に充てられ、問題がなければ返ってきます。
金額は物件ごとに違うので、ここでは書きません。重要なのは、返還の条件が契約書にどう書かれているかです。確認すべきは次の点です。
- 返還までの日数(退去後すぐではないのが普通です)
- どこまでが通常損耗で、どこからが借主負担か
- 未払いの光熱費が差し引かれるか
- 返還の方法(現金か、口座振込か)
デポジットが戻らないという話はよく聞きますが、その多くは入居時の状態を記録していなかったことに起因します。鍵を受け取った日に、部屋の全体と傷や汚れを撮影してください。日付の入った写真が、退去時の唯一の証拠になります。
光熱費は家賃と別
家賃に込みでないかぎり、電気・水道は別請求です。ここで外国人が驚くのは、単価が一律ではないことがあるという点です。
コンドミニアムでは、建物の管理側が電力会社からまとめて買い、各戸に配分する形をとることがあります。この場合、公共料金の単価そのものではなく、管理側が設定した単価で請求されます。契約前に「電気代の単価はいくらか」を聞いてください。
水道も同様で、建物ごとに扱いが違います。インターネットは部屋に回線が来ているか、自分で契約するかで変わります。
タイの電気代はエアコンの使用時間でほぼ決まります。常時つけっぱなしにすると、家賃に対して無視できない金額になります。1ヶ月の予算の組み立てはタイに1ヶ月滞在する費用にまとめました。
共益費と管理費
コンドには共益費(コモンフィー)があります。通常は所有者が払うものですが、契約によって借主負担とされていることがあります。ジムやプールの利用がこれに含まれるかどうかも、建物ごとに違います。
家賃の支払い方法
現金が今も普通に使われています。大家に手渡しで、領収書をもらう形です。
タイの銀行口座からの振込が最も記録が残り、大家も好みます。ただしこれには口座が要ります。旅行者が口座を作れるかどうかは支店の判断で、条件も変わるので、タイで口座は作れるかを先に読んでください。
日本からの送金で直接大家に払うのは、手数料と為替の差が毎月乗るため割高です。費用の構造は日本からタイの銀行口座へ送金するに整理しています。
現実的なのは、まとまった額を良い店で両替して現金で持ち、そこから毎月払う形です。良い両替所なら市場レートから1〜3%に収まります。日本のカードで払おうとすると海外事務手数料が1.6〜2.2%前後乗り、そもそも家賃をカードで受け付ける大家は多くありません。
家具付きか、空室か
タイのコンドの月極は家具付き(fully furnished)が標準です。ベッド、ソファ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機まで入っているのが普通で、これが短期滞在者にとって大きな利点になります。
一方で、家具付きだからこそ入居時の状態確認が重要になります。既存の傷や動かない設備を先に申告しておかないと、退去時に自分のせいにされます。エアコンが効くか、洗濯機が回るか、シャワーの湯が出るか。この3つは鍵を受け取った日に必ず試してください。
契約書と書類
契約書はタイ語版と英語版の両方が用意されることがあります。法的に効力を持つのはどちらかを確認してください。内容が食い違っていた場合に問題になります。
外国人が入居する場合、大家または建物には入国管理局への居住地の届出の義務が関係します。ビザの延長手続きで居住証明が必要になる場面もあるので、大家が対応してくれるかを契約前に聞いておくと後が楽です。
この話が要らない人
滞在が1ヶ月未満の人には、月極賃貸は向きません。デポジットと契約の手間を回収できないからです。ホテルの長期割引かサービスアパートメントのほうが結果的に安く済みます。
会社が住居を手配する駐在の人も、契約の当事者が会社なら、確認するのは光熱費の負担区分だけです。
「安い物件を探す」ことが目的化している人へ。家賃だけ見て駅から遠い物件を選ぶと、交通費と移動時間で差が消えることがあります。バンコクは歩く環境がよくないので、ここは実際に行ってから決めるのが安全です。
契約前に聞く5つ
デポジットの返還条件、電気代の単価、共益費の負担、途中解約の条件、そして居住地の届出に対応してもらえるか。この5つを書面で確認できれば、あとから揉める要素はかなり減ります。