チェンライと北部国境の両替|メーサイ・ゴールデントライアングル
記事の更新日: 2026-10-15
最高レート JPY · チェンライ: 0.2110 — Super Money — Chiang Rai (Prasopsuk Road) · 11月8日 11:55 → 詳細
チェンライはチェンマイから北へ3時間ほど、ミャンマーとラオスの国境に近い県です。白い寺やゴールデントライアングルを目的に来る人が多く、滞在は短め、移動が多いという特徴があります。両替の考え方も、バンコクやチェンマイとは少し変わります。

ただし「地方だからレートが悪い」は、2026年10月15日時点のデータでは当てはまりませんでした。県内で追跡している2店(チェンライ市内のSuper Moneyとメーサイ)はどちらも円を1円=0.2115バーツで買っていて、これはバンコクの最高値と同じ数字です。北部の問題はレートではなく、営業時間と店の数です。
基本方針:着く前に替えておく(理由はレートではなく時間)
チェンライの市街には両替所も銀行もありますが、追跡している専門店は1店だけで、しかも17:30に閉まり、日曜は休みです。以前は「条件はバンコクやチェンマイより不利」と書いていましたが、10月15日の円はバンコク・チェンマイ・チェンライで同じ0.2115でした。米ドルの差も市内の店で0.03バーツ、1,000ドルあたり30バーツです。
それでもバンコクかチェンマイで滞在分をまとめて替えてから移動するのが実務的です。理由はレートではなく、チェンマイのSuper Money 2店が週7日08:30〜17:30で開いているのに対し、チェンライ市内の店は週6日だからです。チェンマイの店の並びはチェンマイの両替にまとめています。
チェンライ市内で替える
市街の中心は時計塔の周辺で、銀行の支店と両替のカウンターはこのあたり、ナイトバザール周辺、バスターミナル周辺に集まっています。追跡チェーンではSuper Moneyがプラソップスック通りに支店を置いていて、営業は月〜土の08:30〜17:30、日曜休みです。店舗ページに地図があります。この規模の町では銀行支店も現実的な代替になります。
10月15日のこの店の板は円0.2115、米ドル33.48、スイスフラン40.15で、スイスフランは県内最高、円はバンコクの最高値と同じ、ドルは0.03バーツ下でした。
地方都市の注意点として以前3つ挙げましたが、そのうち2つは状況が変わりました。
- 営業時間が短い。県内の追跡2店はどちらも遅くとも17:30に閉まり、市内の店は日曜が休みです。着いた日の夕方に替えようとして間に合わない、というのがよくある失敗です。
- 扱い通貨は以前より広い。「円は店による」と書いていましたが、追跡2店はどちらも円・ウォン・元・台湾ドルを掲示しています。ルーブルはメーサイの店だけ(0.33)で、ミャンマーチャットとラオスキープはどちらの板にもありません。
- 高額紙幣は米ドルの話。円は10月15日時点でメーサイの店も1万円札から千円札まで同じ0.2115でした。段階がつくのは米ドルで、下に書いています。
営業時間と場所は動くので、チェンライのページと店舗一覧で当日の情報を確認してください。
空港に期待しない
チェンライ国際空港(CEI)は市街から10キロほどの小さな空港です。空港内のカウンターは追跡対象外なので、この記事で数字は示せません。バンコクからの国内線で来るなら、バンコクの空港のB階か市内で替えてから搭乗するほうが確実です。空港の状況はチェンライ空港のページにあります。
メーサイと国境周辺
メーサイはチェンライ県の最北端、市街から車で1時間ほどのミャンマー国境の町で、対岸はタチレクです。国境に向かう通りにはミャンマーチャットや中国元を扱う窓口が並びます。
追跡チェーンではTwelve Victoryがメーサイに支店を置いていて、営業は平日08:00〜16:30、土日08:30〜16:30。日曜も開いているので、県内の追跡店で日曜に使えるのはここだけです。10月15日の米ドルは33.50で県内最高、バンコクの最高値33.51との差は0.01でした。店舗ページに地図があります。
| 通貨 | Super Money(チェンライ市内) | Twelve Victory(メーサイ) | バンコク最高値 |
|---|---|---|---|
| 日本円 | 0.2115 | 0.2115 | 0.2115 |
| 米ドル | 33.48 | 33.50 | 33.51 |
| ユーロ | 37.50 | 37.50 | 37.50 |
| 英ポンド | 44.40 | 44.40 | 44.40 |
| ロシアルーブル | 板なし | 0.33 | 0.35 |
ここで押さえておくことがいくつかあります。
- 国境地帯で使えるのは米ドルです。持っていくなら100ドル札で。メーサイの板は100ドル札が33.50、50ドル札が33.43、20〜10ドル札と5ドル札が33.38、1ドル札が33.23で、20ドル札は100ドル札より0.4%、1ドル札は0.8%低くなります。
- ミャンマーチャットは追跡している板にはありません。扱っているとすればメーサイの市場の両替商で、余ったチャットを売る場所もここになります。バンコクの両替所はまず引き取りません。
- 国境の通行条件は頻繁に変わります。渡れるかどうか、どの書類が要るかは時期によって違います。出発前に必ず最新の条件を確認してください。この記事の内容は両替に限った話です。
- 国境の向こう側で使う現金は、タイ側で用意する。渡った先の両替環境は読めません。
- バーツはそのまま通用することがある。国境地帯ではバーツが使われる場面が多く、無理に現地通貨へ替えないほうが損が小さいこともあります。
- 余った現地通貨は戻しにくい。チャットやキープは使い切れる額だけにしてください。
ノーンカーイ、ムクダーハーン、ナコーンパノム、メーソートの国境町は国境の町の両替にまとめています。
ゴールデントライアングルへの日帰り
チェンセーン近くの、タイ・ミャンマー・ラオスの三国が接する地点です。観光地として整備されており、ボートで川を渡る短い遊覧が一般的ですが、追跡している両替所はありません。
現金の準備は単純です。
- 入場料・ボート代・食事・土産で、1人あたり数百から千数百バーツを現金で持っていってください。額は時期と行程で変わるので、日帰りツアーを申し込むときに確認します。
- 現地で両替する前提にしない。チェンライを出る前に必要額を持ってください。
- 小額紙幣を混ぜる。1,000バーツ札だけだと屋台やボートで崩せないので、500バーツ札と100バーツ札を持っておきます。
対岸へ渡る行程が含まれる場合は、税関の手続きや持ち出しの扱いが絡みます。ツアーの案内に従ってください。
チェンコーンからラオスへ
ラオスのフエイサイへの国境で、メコン川をルアンパバーンまで下るスローボートの起点です。途中にほとんど何もない2日間の船旅なので、国境の手続き、必要ならビザ代、船代、2日分の食費をチェンライかチェンマイでバーツに替えておいてください。ラオスキープは県内の追跡2店どちらの板にもありません。
ATMという保険
チェンライ市街、メーサイ、チェンコーン、主要な観光地にはATMがあります。タイのATMは海外カードに1回220バーツの定額手数料を課し、これに自分のカード会社の手数料が乗ります。5,000バーツで4.4%、20,000バーツで1.1%です。計算はタイのATM手数料にあります。
ATMでもカード決済でも「日本円で決済しますか」と聞かれたら必ず断ってバーツを選んでください。考え方は現金・Wise・ATMの比較にまとめています。
チェンライで両替しなくていい人
次に当てはまるなら、この記事の手順はほぼ不要です。
- 2泊3日以下の滞在で、バンコクかチェンマイで替えてきた人。市内で替える場面が発生しません。
- ツアーと宿がまとめて手配済みの人。現地での現金支出が小さく、数千バーツで足ります。
- 支払いをカード中心にできる人。ただし小さい店や屋台、ボート代は現金なので、手元にいくらかは必要です。
- 少額しか替えない人。1万円あたりのチェンライとバンコクの差は、10月15日時点でゼロでした。
逆に、国境の町に数日滞在する人、車を借りて自由に回る人、長期で北部に滞在する人は、街ごとの営業時間を知っておく価値があります。とくに1週間分の現金を日曜に用意しようとする人に、市内の日曜休みとメーサイの16:30閉店が同時に効いてきます。
まとめ
チェンライは「着く前に替えておく」が基本ですが、理由はレートではなく営業時間です。10月15日時点の円は県内2店ともバンコクの最高値と同じ0.2115でした。市内の店は17:30に閉まり日曜は休み、メーサイの店は毎日開きますが16:30で閉まります。国境の町では、渡る先で使う分だけ、現地通貨を最小限にします。当日の並びはチェンライの円レート一覧と店舗一覧で確認できます。
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