ハジャイと南部の両替|リンギット回廊の現金事情
記事の更新日: 2026-09-17
最高レート JPY · ハジャイ: 0.2065 — Kin Exchange (Hat Yai, Kim Yong Market) · 9月20日 08:58 → 詳細
ハジャイはタイ南部、マレーシア国境まで車で1時間ほどの街です。観光客の大半はマレーシアとシンガポールから来ます。この構成が、街の両替事情をタイの他の都市とはっきり違うものにしています。

なぜハジャイは特殊なのか
タイの多くの都市では、両替所は欧米・日本・中国からの旅行者を相手にしています。ハジャイは違います。主な客はマレーシアから週末に来る人たちで、扱う通貨の中心は**マレーシアリンギット(MYR)**です。シンガポールドルもよく動きます。
その結果、次のようなことが起きます。
- リンギットの条件が非常に良い。バンコクよりも良い数字が出ることがあります。競争が激しく、扱い量が多いためです。
- リンギットの現金は市中でも通る場面がある。国境の町ではよくあることで、店によってはリンギットをそのまま受け取ります。ただしレートは店の判断なので、原則は両替してから使うほうが得です。
- 円・ユーロなどは相対的に扱いが薄い。ゼロではありませんが、リンギットほど良い条件は期待できません。
日本円を持ち込む場合
日本からハジャイに直接来る人は多くありません。多くはバンコクかプーケットからの国内線、あるいはマレーシア側からの陸路です。したがって現実的な方針は次のようになります。
バンコクで替えてから来てください。 バンコクは日本円の扱い量が圧倒的に多く、店の競争も激しいので、条件が安定しています。ハジャイの店も円を扱いますが、行数も店舗も限られます。滞在分を先に用意しておけば、街で両替所を探す時間が要りません。バンコクの店の並びはバンコクで両替するならどこかにまとめています。
ハジャイで替える必要が出た場合は、市街中心部の商業エリアと、大型の商業施設の中にカウンターがあります。当日の場所と時間はハジャイのページと店舗一覧で確認してください。
マレーシアへ陸路で抜ける/入る場合
ハジャイはサダオ(国境の町)を経由してマレーシアへ抜ける拠点です。国境をまたぐ人が押さえるべき点は4つです。
- バーツをリンギットに替えるなら、タイ側のほうが条件が良いことが多い。ハジャイの店はリンギットの扱いに慣れています。国境の手前で替えておくのが素直です。
- リンギットをバーツに替えるなら、タイに入ってから。ハジャイの店の数字を見てから決めてください。
- 持ち出し・持ち込みの上限は国ごとに違います。現金を多く持って国境を越える予定なら、両国の現行の申告基準を出発前に確認してください。基準は変わります。
- 国境の窓口は混雑と営業時間の影響を受けます。国境で替える前提にせず、必要分はハジャイで用意してください。
南部の他の街
ソンクラー。ハジャイから近い県庁所在地で、海沿いの落ち着いた街です。両替所の数はハジャイより少なく、ハジャイで済ませてから移動するのが普通です。
サトゥーン。ランカウイ島(マレーシア)へのフェリーが出る港がある県です。船に乗る前に必要分を用意してください。港で替える前提は危険です。
クラビ、トラン、ナコンシータマラート。観光地としての性格が強い街ほど、主要通貨の扱いは普通にあります。ただし店舗数は少なく、営業時間は短めです。
南部の島へ渡る場合の考え方は、離島で損をしない両替と共通です。船に乗る前に本土で替えてください。
地方共通の3つの注意
- 営業時間。バンコクの店より早く閉まります。日曜が休みの店もあります。夕方に着いて替えようとすると間に合わないことがあります。
- 扱い通貨。米ドルは確実、リンギットは得意、円は店による。事前の確認が効きます。
- 高額紙幣。小額紙幣は地方ほど不利です。日本円なら一万円札でそろえてください。
ATMを保険にする
ハジャイ市街にはATMが多くあります。タイのATMは海外カードに1回220バーツの定額手数料を課し、これに自分のカード会社の手数料が乗ります。5,000バーツなら4.4%、20,000バーツなら1.1%です。引き出す回数を減らせば比率は下がります。
ATMでもカード決済でも「日本円で決済しますか」と聞かれたら断ってバーツを選んでください。詳しくは現金・Wise・ATMの比較にあります。
この記事が不要な人
- バンコクで滞在分を替えてきた短期滞在者。ハジャイで両替所を探す必要がありません。
- マレーシアから来て、リンギットを持っている人。ハジャイはリンギットの条件が良い街なので、迷う要素がありません。街の店を見て替えれば足ります。
- 支払いをカード中心にできる人。ハジャイは商業都市なので、大型店とホテルではカードが通ります。小さい店と屋台は現金です。
逆に、国境を陸路で越える人、南部を車で回る人、島へ渡る人は、どこで替えるかを決めておく価値があります。
まとめ
ハジャイはリンギットのための街です。円を持ち込むなら、バンコクで替えてから来るのがいちばん効率的で、ハジャイでは補充だけと考えてください。国境を越えるなら、越える前に必要通貨を用意します。当日の並びはハジャイのページと店舗一覧で確認できます。