両替所が受け取らない紙幣|破れ・書き込み・2006年以前の米ドル

記事の更新日: 2026-09-17

最高レート JPY · バンコク: 0.2115Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 9月20日 08:58 → 詳細

両替でつまずく原因は、レートの比較よりも紙幣そのものであることがあります。列に並んで、パスポートを出して、札を渡した段階で「この札は受け取れません」と返される。タイでは珍しくない場面です。何が引っかかるのかを先に知っておけば、日本を出る前に防げます。

Photo: Employer giving a one US dollar bill to a manual worker with dirty hands. Exploi by Ivan Radic · CC BY 2.0

なぜ店は紙幣の状態を見るのか

タイの両替所は、買い取った外貨をそのまま金庫にしまうわけではありません。最終的には銀行や現金の卸に流します。その受け入れ先が状態の悪い札を拒否したり、割り引いて引き取ったりするため、店は自分が損をしない範囲でしか買えません。つまり、カウンターでの判断は店員の気分ではなく、後ろにある精算のルールを反映しています。

同じ理由で、店によって基準が違います。ある店で断られた札が、別の店では通ることがあります。基準が厳しい店ほど大量に扱う大手であることが多く、レートが良い店ほど札にうるさい、という傾向すらあります。

断られやすい紙幣

「レートを下げて買う」で済む場合と、「買えません」になる場合の境目は店次第です。空港のカウンターのほうが街の専門店より緩いこともありますが、そのぶんレートで取り返されます。

米ドルは発行年で列が分かれる

米ドルを持っていく場合、タイでは**紙幣の発行年(シリーズ)**が実質的な区分になります。2006年より前のシリーズ、特に旧デザインの100ドル札は、受け取りを断られるか、現行札より明確に低いレートを提示されることが多いです。断られるのは偽札を疑われているからというより、卸側が旧シリーズを引き取りたがらないからです。

米ドルで持ち込むなら、銀行で両替する段階で「新しいシリーズの100ドル札で」と指定してください。加えて、額面区分そのものでもレートが違います。レート表に「100-50」「20-10」「5-1」と行が分かれている理由はレート表の読み方にまとめています。

日本円の場合

日本円は、発行年で断られることはまずありません。現行の一万円札・五千円札・千円札であれば、状態が普通なら問題なく通ります。注意点は別のところにあります。

額面でレートが分かれます。 一万円札と、五千円・千円札で行が分かれている店があり、小額紙幣のほうが低い数字になります。これは日本円の両替でいちばん大きい差のひとつなので、日本の銀行やATMで用意する段階から一万円札でそろえるのが基本です。

旧デザインの札は店を選びます。 現在は流通しているので国内では問題ありませんが、タイの店頭では世代の古い札を見慣れていない店員もいます。手持ちに混ざっているなら、日本で使い切ってしまうほうが早いです。

記念紙幣・特殊な札は避けてください。 額面としては有効でも、両替所の対象外になります。

¥10 000 0.2135 ¥5 000 0.2135 ¥2 000 0.209 ¥1 000 0.209 THB per unit →
同じ日本円でも、額面の大きい札ほど1円あたりの数字が良くなります。用意する段階で一万円札にそろえる理由です。

断られたときにやること

  1. 理由を聞く。「破れ」なのか「古い」なのかで、次の手が変わります。指を差してくれる店がほとんどです。
  2. 別の店で出してみる。基準が違うので、通ることがあります。特に空港や大型モールのカウンターは受け入れ幅が広い傾向があります。
  3. 日本に持ち帰って銀行に持ち込む。破れた日本円は、日本の銀行で引き換えの相談ができます。タイで無理に処理するより確実です。
  4. 米ドルの旧札は、その場で粘らない。旧シリーズを買い取る店は限られます。時間をかけて探すより、カードやATMで当座をしのいだほうが合理的です。

いずれの場合も、その場で受け取り額を確認してから札を手放してください。カウンターに札を置いてから条件を変えられると、話が長くなります。

この確認が要らない人

次に当てはまるなら、この記事の内容はほとんど気にしなくて構いません。

逆に、長期滞在でまとまった現金を持ち込む人、家に置いてあった古い外貨を使い切るつもりの人は、出発前に一度広げて確認する価値があります。

出発前の3分

財布に入れる前に、札を一枚ずつ明るいところで見てください。端の切れ、テープ、書き込み、深い折り目。この4つだけ確認すれば、カウンターで返される可能性はかなり下がります。そのうえで、バンコクの円レート一覧店舗一覧でその日の条件を見てから店に向かうのが、いちばん無駄のない順番です。

→ バンコクのレート

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