スワンナプーム空港の両替は損?地下1階・到着階・市内を比較

記事の更新日: 2026-10-14

最高レート JPY · バンコク: 0.2115 — Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 11月6日 15:25 → 詳細

タイ旅行で最初に判断を迫られるのが、空港で両替するかどうかです。結論から言うと全額替えるのは損、まったく替えないのも困るというのが実務的な答えです。ただし「どれだけ損か」は場所によってまったく違います。2026年10月14日のデータで見ていきます。

Photo: Suvarnabhumi Airport Terminal C interior (I) by This Photo was taken by Supanut Arunoprayote. Feel free to u · CC BY 4.0

空港には3種類のレートがある

スワンナプーム空港で両替できる場所は、大きく3つに分かれます。

1. 到着階(2階)のカウンター 到着ゲートを出てすぐ、銀行系のブースが並びます。もっとも便利で、もっともレートが低い場所です。ThaiRateはこのブースのレートを取得していないため数字は出せませんが、市内の専門両替所との差は地下1階の店とは比べものになりません。

2. 地下1階(エアポートレールリンク乗り場前) ここに専門両替所のカウンターがあります。Superrich Thailand(緑)の空港店と、Happy Rich Exchangeのエアポートレールリンク駅店で、どちらもThaiRateが追跡しています。電車で市内に向かうなら通り道なので、立ち寄るコストはほぼゼロです。

3. 市内の専門両替所 プラトゥーナムやシーロムの店が最良です。ただし到着日に重い荷物を持って行くのは現実的ではありません。

地下1階と市内の差は小さい

2026年10月14日の、空港内で追跡している店の最良値と、バンコク市内の最良値を並べます。

通貨空港(地下1階)最良市内最良差
日本円0.2110.21151万円あたり5バーツ
米ドル33.4133.51100ドルあたり10バーツ
ユーロ37.437.5100ユーロあたり10バーツ
人民元5.015.021,000元あたり10バーツ
韓国ウォン0.02520.0253100万ウォンあたり100バーツ

日本円で10万円替えた場合、地下1階では21,100バーツ、市内の最良店(Superrich Thailandラチャダムリ本店)では21,150バーツです。差は50バーツ、日本円で240円ほどです。この差のために、荷物を持ってプラトゥーナムまで行く意味はありません。

一方、市内で一番低かった店(ラムイントラ81のK81 Exchange)は0.2095で、10万円なら20,950バーツでした。つまりこの日は、空港の地下1階のほうが市内の最下位より1万円あたり15バーツ良かったことになります。「空港は損」という常識は、到着階のカウンターには当てはまっても、地下1階の専門店には当てはまりません。

空港 市内 −4% 100%
到着階と市内では数%の差があります。スワンナプームの地下1階は、その中間に位置する階です。

実務的な結論

空港でいくら替えるか

2026年10月14日の空港地下1階のレート0.211で、一万円札の枚数ごとの受取額です。

替える額受取額(空港地下1階 0.211)市内最良で替えた場合との差
1万円2,110バーツ5バーツ
3万円6,330バーツ15バーツ
5万円10,550バーツ25バーツ
10万円21,100バーツ50バーツ

初日のタクシー、夕食、翌朝の朝食と交通費なら、一万円札1〜2枚で足ります。市内で替え直す予定がない人、滞在が2〜3日で市内の両替所に行く時間がない人は、この日の数字なら全額を地下1階で替えても10万円あたり50バーツの差で済みます。逆に、10万円以上を替える人、滞在中にプラトゥーナムやシーロムを通る人は、地下1階で2〜3万円にとどめて残りを市内で替えると、わずかですが手取りが増えます。どちらを選んでも大きな損にはなりません。大きな損になるのは、到着階の銀行系ブースで全額を替えた場合だけです。

ドンムアン空港の場合

LCCが発着するドンムアン空港も同じ構造です。到着階のブースはレートが低く、連絡通路の先にあるHappy Richの店のほうが条件が良いことが多いです。ただしこの日の数字を見ると、ドンムアンの鉄道駅への通路にあるHappy Rich Pointは人民元で4.94、ルーブルで0.29と、バンコクで最も低い数字を付けていました。ドンムアンで替えるなら円か米ドルにとどめ、それ以外の通貨は市内に持ち越したほうが無難です。ドンムアンのレッドライン駅通路の店は毎日5:00〜22:00です。詳しくはドンムアン空港の両替にまとめています。

両替せずに済ませる選択肢

空港のATMで引き出す方法もありますが、タイのATMは海外カードに1回220バーツの手数料を課します。さらに自分の銀行の手数料が乗ります。220バーツは、この日の空港地下1階と市内最良の差(10万円で50バーツ)の4倍以上です。ATMを使うより、地下1階で替えるほうがはっきり安い計算になります。ATM画面で「日本円で決済しますか」と聞かれたら必ず断ってください(DCCという不利なレートが適用されます)。

WiseやRevolutのカードを持っているなら、少額の支払いはカードで済ませ、現金は市内でまとめて替えるのが最も無駄がありません。手段ごとの比較は現金・Wise・ATMの比較に整理しています。

持って行く紙幣について

空港の店でも市内の店でも、円は額面で行が分かれます。緑の本店ではこの日「10,000〜5,000円」と「2,000〜1,000円」の2行で、どちらも0.2115でしたが、米ドルは100ドル札の33.51に対して1ドル札が33.25と、行によって差がありました。空港で小額を替えるつもりでも、千円札の束ではなく一万円札を1枚出すほうが確実です。

いま空港と市内でどれだけ違うか

ThaiRateはバンコク市内の両替所のレートを数分ごとに更新しています。出発前に今日の市内レートを見ておけば、空港のカウンターで提示された数字が妥当かどうか、その場で判断できます。空港内の店の当日の数字はスワンナプーム空港のページで、市内との差も合わせて確認できます。

両替の前にチェック:Wise ↗Kiwitaxi ↗EKTA ↗

→ バンコクのレート

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