余ったバーツを円に戻すなら?空港に行く前に確認したい買取レート
記事の更新日: 2026-10-14
最高レート JPY · バンコク: 0.2115 — Superrich Thailand — Headquarter Rajdamri 1 · 11月6日 15:25 → 詳細
帰国前に財布に残ったバーツ。どこで、どのレートで円に戻すかによって、失う金額は数百円から数千円まで変わります。2026年10月14日のデータで、往復でいくら減るのかを具体的に見ておきましょう。

「買取」と「販売」を理解する
両替所のレート表には2つの列があります。
- Buying(買取):あなたが外貨を渡すときに店が払うレート。日本円→バーツのときに見る列。
- Selling(販売):あなたがバーツで外貨を買うときのレート。バーツ→円はこちらを見ます。
バーツを円に戻すのは「店から円を買う」取引なので、販売レートが適用されます。そして買取と販売の差(スプレッド)が店の利益です。
2026年10月14日のバンコクでは、円の買取の最良が0.2115、販売の最良が0.213でした。1万円を渡すと2,115バーツを受け取り、1万円を買い戻すには2,130バーツ払うことになります。この15バーツ、0.7%が往復のコストです。
都市ごとの往復コスト
同じ日の4都市で、10万円をバーツにし、すぐ円に戻した場合の計算です。それぞれの都市の買取最良と販売最良を使っています。
| 都市 | 買取 | 販売 | 10万円の往復で戻る額 | 目減り |
|---|---|---|---|---|
| バンコク | 0.2115 | 0.213 | 約99,300円 | 約700円(0.7%) |
| パタヤ | 0.2095 | 0.214 | 約97,900円 | 約2,100円(2.1%) |
| プーケット | 0.212 | 0.213 | 約99,500円 | 約470円(0.5%) |
| チェンマイ | 0.2115 | 0.2125 | 約99,500円 | 約470円(0.5%) |
市内の専門両替所で最良の店を選べば、往復でも1%未満に収まる都市が多いことが分かります。パタヤが広いのは、販売側の0.214が他都市より高かったためです。バーツを円に戻す予定があるなら、パタヤよりバンコクで済ませるほうが、10万円あたり1,400円ほど違います。
空港で戻すのが一番損
空港の到着階や出発階にある銀行系カウンターは、ThaiRateが追跡していないため数字は出せませんが、上の表の専門店より販売レートが高い(あなたにとって不利な)のが通例です。帰国日に空港で戻すのは、選択肢の中で最も条件が悪い方法だと考えてください。
ただし現実問題として、帰国日は空港に向かうだけで精一杯です。だからこそ残さない工夫が最も効きます。
残さないための現実的な方法
- 最終日の支払いをカードに寄せる:ホテルの精算、最後の食事、お土産をカードにすれば、現金の残りをコントロールできます。
- 空港で使い切る:飲食やお土産に充てる。レートで損をするより確実です。
- 小銭は寄付箱へ:硬貨はどのみち両替できません。空港や寺院の寄付箱に入れるのが実用的です。
- 次回に持ち越す:タイに年1回以上行くなら、バーツのまま保管するのが最も損がありません。紙幣は劣化しません。往復で0.7%失うより、次回の最初の1日分として取っておくほうが合理的です。
どうしても戻すなら
数万バーツ以上が残った場合は、市内の専門両替所で戻す価値があります。2万バーツをバンコクの販売最良0.213で戻せば約93,900円、販売が0.214のパタヤなら約93,500円で、400円ほどの差です。金額が大きいほど店選びの差も大きくなります。
その際は販売レート(Selling)が低い店を選びます。買取レートが高い店と販売レートが低い店は必ずしも一致しません。この日のバンコクで円の買取最良だったのはSuperrich Thailandのラチャダムリ本店ですが、販売最良がどの店だったかは別に確認する必要があります。ThaiRateでは「バーツで◯◯を購入」に切り替えると、販売レートの安い順に並び替わります。
戻す日の注意点も2つあります。緑の本店は日曜休みで、土曜は17時までです。帰国前日が日曜なら、オレンジのシーロム本店(日曜9:00〜18:00)やモール内の店が選択肢になります。また、夜遅くに戻したいときは、シーロムのソイ・タニヤにあるValue Plus(毎日12:00〜23:00)、スワンナプーム空港エアポートレールリンク駅のHappy Rich(毎日5:00〜24:00)が遅くまで開いています。空港へ向かう前に電車の駅で立ち寄れる店があるのは便利です。
残額別に、戻すといくらになるか
2026年10月14日の販売最良で、残ったバーツを円に戻した場合の受取額です。バンコク(0.213)とパタヤ(0.214)を並べます。
| 残ったバーツ | バンコクで戻す | パタヤで戻す | 差 |
|---|---|---|---|
| 2,000バーツ | 約9,390円 | 約9,350円 | 約40円 |
| 5,000バーツ | 約23,470円 | 約23,360円 | 約110円 |
| 10,000バーツ | 約46,950円 | 約46,730円 | 約220円 |
| 20,000バーツ | 約93,900円 | 約93,460円 | 約440円 |
2,000バーツ程度なら、戻す手間とパスポートの提示を考えると、空港で使い切るか次回に持ち越すほうが現実的です。1万バーツを超えるなら、販売レートの良い店で戻す価値が出てきます。なお、どの店も円の紙幣は千円札からしか出せないので、1,000円未満の端数はバーツで戻されます。その端数は空港のコンビニで使い切ってください。
戻すときの手続きは、替えるときと同じです。パスポート原本を出し、明細で販売レートと円の額を確認し、窓口の前で紙幣を数えてから離れます。1万バーツを0.213で戻すなら、明細の円の額は46,000円で、残りの端数はバーツで返されます。この計算を事前にしておくと、窓口で提示された額が板の数字と合っているかをその場で判断できます。
円以外の通貨で残った場合
バーツを米ドルやユーロで持ち帰る人もいますが、この日のバンコクの販売最良は米ドル33.55、ユーロ37.65でした。円を経由せずに済む場面がなければ、わざわざ第三の通貨に替える理由はありません。日本に戻るなら円で戻すのが一番単純です。
空港で現金をどう扱うか
タイ出国時、外貨の持ち出しに事実上の制限はありませんが、多額の現金を持ち歩くのは単純に危険です。使い切るか、カードに寄せるか、次回に回すか。この3つで考えるのが現実的です。最終日の動き方は帰国日の両替にもまとめています。当日の販売レートはバンコクの円レート一覧で切り替えて確認してください。
両替の前にチェック:Aviasales ↗EKTA ↗Booking.com ↗